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連載 ラグビーワールドカップ奮闘記(3)

「ラグビーワールドカップ奮闘記」
〜ひたむきにひとつひとつ心をこめて〜
元ラグビー日本代表テクニカルスタッフ 村田祐造

『第1章 思考は現実化して』

 連載 第3回!
  
  ●大学4年のとき三洋電機からのスカウト。その時村田は・・・  

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大学4年秋の明治大学との対抗戦。熊谷ラグビー場だった。
足首の捻挫から復帰した私は早稲田戦に続き2試合目の出場となった。

ラグビーができる喜びでいっぱいだった。
完治してくれた足首と応援してくれた人たちに感謝しながら、
最後の明治戦に集中することができた。

私は絶好調だった。面白いようにタックルが決まった。
私がタックルするたびに、なぜか相手のみぞおちに私の肩が
突き刺さって次々に明治の選手が担架で運ばれた。

あのときの感覚は今でも忘れない。どんな相手にも向かっていけた。
試合は大差で負けてしまったけれど、タックルが楽しくて仕方がなかった。

その試合を、強豪の三洋電機ラグビー部の宮地監督が観戦して
「東大にも面白い選手がおるやんけ」とすかさず電話をくれた。
「ウチでラグビーをしないか」と誘ってくれたのだ。感激した。

当初の予定どおり大学院に進学するか? 
それとも強豪チームでプレーできる社会人ラグビーに飛び込むか? 

私は悩んだ。人生を左右する決断。ラグビーはつらいけど大好きだ。
強豪チームで自分がどれくらい通用するのか試してみたい。

しかし、三洋電機でラグビーをするということは、
サラリーマンになって大手電機メーカーに就職するということだ。

この頃の私は自分の人生をどう生きるべきか、まだ決めかねていた。
私の目に「人生」は漠然と映り、模索してもがいていた。

「好きなことを仕事にする」と心に決めていた。
でも、一生かけてやるほど自分が好きなことって何だろう? 
そもそも好きって何? と悩んでいたのだ。

三洋電機ラグビー部に誘われる前は、モノを作ることが好きだから、
大学院を卒業したら技術者か研究者になって、
乗り物の会社に就職しようかなと漠然と考えていた。

けれど、ラグビーを仕事にできる選択肢が与えられてまた悩んだ。
とても贅沢な悩みではあったが、ラグビーは練習が辛いし、
そのうえ両足の捻挫癖もある、また、一生続けられるスポーツでもない……

考えれば考えるほど、ラグビーが好きなのかわからなくなっていた。

今の私なら当時の私に「燃えよ!ドラゴン」のブルース・リー先生のように
「Don’t Think ! Feel!」とアドバイスしてやりたい。
何が好きかなんて頭で考えてもわからない。

ハートで感じるものなのだ!

当時の私は、まだリー先生の教えに出会っていない。

考えに考え悩みに悩んで、三洋電機ラグビー部入部はお断りして
進学する決断をしてしまった。

社会人になる前にきちんと学ぶべきことを学びたい。
見つけるべきことを見つけてから、社会に出たい。
どんな人生を生きたいのか?

一生かけてやるほど好きなことって何だろう? 

その答えを見つけるために大学院に進学した。

(次回へ続く)

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