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連載 ラグビーワールドカップ奮闘記(18)

「ラグビーワールドカップ奮闘記」
〜ひたむきにひとつひとつ心をこめて〜
元ラグビー日本代表テクニカルスタッフ 村田祐造

『あとがき』

    連載 第18回  とうとう最終回を迎えました!


     ●すべてに感謝!!

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本編のオーストラリアのラグビーW杯2003から
3年の月日が流れました。

早いものでもう今年2007年。ワールドカップイヤーです。
次代の日本代表チームを心から応援しています。

この文章は、私達が戦ったW杯の直後の
2003年の年末から2004年のお正月にかけて

東大ラグビー部の会報に寄稿するつもりで
書いた文章が元になっています。

会報に掲載した文章を、
共感してくれたラガーマンの手を通じていろいろな方が読んでくださり、
日本最高最強の伝説のロック林敏之さん、
トップレフリーの御領薗さん、慶応義塾大学の松永元監督、
京都産業大学の大西監督などそうそうたる超有名な方々が、
「村田くん!はじめまして。文章よんだ、おもしろかったよ」
と声をかけてくれてとてもうれしかったです。

その文章をぜひ電子書籍化したいと持ちかけてくれて、
遅筆の私をいつまでも待っていてくれた
大元さんに心から感謝したいと思います。

私は、この自伝的ノンフィクション小説の舞台となった
2003年のW杯の5ヵ月後、関東代表選手に選ばれ、
関西代表に勝利したのを最後に、プロラグビー選手を引退しました。

その後、三洋電機も退社し、スマイルワークスという会社を設立しました。

映像コーチングソフト「PowerAnalysis」は、
さらに進化を遂げ当社の主力商品として、
今では東芝府中ブレイブルーパス、NECグリーンロケッツ、
ヤマハジュビロなど日本代表でいっしょに戦った仲間たちの
チームにも活用され、私も映像コーチングのアドバイスを
する仕事もできました。

その縁がさらに広がって、NECレッドロケッツバレー部、
三洋電機バトミントン部や大相撲の普天王関など
他競技のアドバイザーもやるようになり、
とても面白い活動ができています。

3年間の映像コーチングのコンサルティングや
販売経験を通じてわかったことがあります。

それは映像を使ってコーチングするのは、
とても効果的ではあるけれど、
かなりの専門知識が必要だということです。

映像はとても強力なので、
使い方を間違えるとかえって悪影響が生まれます。

だから、映像コーチングには勉強が必要なのです。
ここでも私は、ラグビーの仲間に助けられました。

三洋電機でいっしょにラグビーをやった仲間であり、
現在ラグビー日本代表チームのコーチをしている
古田仁志氏と太田正則氏が協力してくれることになり、
私達は、日本eコーチング協会という協会を設立しました。

日本eコーチング協会では、

映像と情報技術(electric)を駆使して
教育的(education)で
心から力がわいてくる(empower)
楽しい(enjoy)
「eコーチング」を研究・普及し、スポーツだけでなく
ビジネス分野においても論理的かつ創造的に
問題解決できるパフォーマンスアナリストを
資格認定し育成してく活動を行っています。

この小説を読んでスポーツ分析や
映像を使ったコーチングに興味をもった人は
ぜひ日本eコーチング協会の
パフォーマンスアナリストの資格取得をお奨めします。

スポーツは勝ったり負けたりするので結果がとても早く出ます。

積み重ねた努力が正しかったのか?充分だったのか?
の検証がすぐできるので、
正しい努力の仕方を学ぶのにとてもいい教材なのです。

大学院の途中でテーマを変更してはじめた
私のスポーツ分析の研究は、
2年後にラグビー日本代表に採用されて
実用的にはとても成功したと言えますが、1年で学術的に修士論文として
まとめるにはテーマが斬新すぎました。

在学中にはいろいろな事情が重なり研究をまとめられず、
三洋でラグビーに専念するため、
私は大学院の修士課程を中退してしまいました。

私の修士論文は幻となったのです。

自分では「まあしょうがない」と開き直ることができましたが、
学費を出し、期待してくれていた両親には、本当に申し訳なかったです。

「大学院ではアメリカズカップをはじめ、いろんな経験ができました。
どうもありがとうございました。
中退となり学位はもらえませんがこの経験を無駄にはしません。
これからの私を見ていてください。
だから勘弁してください」
と両親に説明したのを今でもよく思い出します。

母 
ようし。わかった。残念だけどしかたないね。
あんたがそこまで言うなら私たち応援するよ。

あんたの考えるように思い切りやりなさい。
でもラグビーするのは心配だね〜。
相手がボールをもって走ってきたらよけちゃいなさいよ!

私  
ありがとう母さん。でもそれじゃラグビーにならないよ。

両親はいつも私を心配し愛情をもって接し応援してくれました。
とても感謝しています。どうもありがとうございます。

引退後、テレビのブラウン管で、
小学生が楕円球をもって目を輝かせて走りまわる姿と
高山先生という小学校の先生が、

「運動嫌いの子供たちがね、
目を輝かせてとり組むすごいスポーツなんですよ」
と話しているのを妻と一緒に見ました。

タグラグビーという誰でも楽しく安全にラグビーのすばらしい部分を
学べるスポーツに出会った瞬間でした。

その高山先生とも運命に導かれるように出会い、
授業を見学させていただき今でも仲良くしていただいています。 

三洋電機の飯島さんの計らいで、
鹿児島の小学校でタグラグビーの普及に尽力されている
三原先生に弟子入りさせていただいて、

タグラグビーという素敵なスポーツの指導者になれた
感謝もここに記しておきたいです。

子供達や一般の皆様に、
タグラグビーのコーチをするようになって学んだこと、
友達が増えたことは、今の仕事にも人生にもとても役立っています。

とても感謝しています。

また、三洋電機のサラリーマン時代の上司の大江さんから、
ある日「ラグビーはすばらしいよね。どうだい村田君。
ラグビーから経営とか人の生き方を
学べるようなセミナーを作ってみたら。
村田君ならきっとできると思うよ」という言葉を頂きました。

恩師に勇気付けられて、私達は、仲間と協力して
「タグラグビーで学ぶ心とチームワーク」
という研修プログラムを開発しました。
その事業が今、当社の大きな柱に成長し始めています。

ラグビーが大好きで生きてきましたが、
今もラグビーにとても助けられて生きています。

私は、ラグビーから人生で大切な多くのことを学びました。
信頼と責任。感謝と挑戦。仲間への思いやり。
人生の苦楽と美しさ。

そういうラグビーの大切なことを伝えることを、私は仕事にしています。
人生を心から楽しんでいます。

ラグビーから学んだすばらしいことを
また誰かに伝えていくのがラグビーへの恩返しだと考えています。

生まれてよかった。
ラグビーに出会えてよかったと心から感謝しています。

父さん母さん どうもありがとうございます。

ラグビーを始めた川越高校ラグビー部の恩師 岡松先生 
どうもありがとうございます。

川越高校ラグビー部、東京大学ラグビー部、
三洋電機ラグビー部、日本代表チーム、
関東代表チーム、三洋クラブ、駒場WMM、
座間タグラグビークラブ、NPO法人エミネクロス、

そして、「すてきな仲間といつも楽しくかんたんスポーツ」
すいかクラブの皆様!

ラグビー人生で出会った恩師・先輩・同輩・後輩・師匠・仲間
そして同志の皆様に心から感謝しています。

どうもありがとうございます。

2007年6月 村田祐造                    

「ラグビーワールドカップ奮闘記」〜ひたむきにひとつひとつ心をこめて〜
2007年6月25日発行

著者/村田祐造
発行者/木村浩樹

発行所/株式会社 パッションキッズ
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷31-10-5 トータムビル4階
「イーブック・アスリート」http://www.ebook-athlete.com/

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